重力遊び
子どものころよくやった遊びに、家の壁に寝っ転がって足をつけて「これで急に重力がこっち側になっても大丈夫だ!」というのがある。でも電気が落ちて来たらどうしよう。本棚が倒れてくるな、とかいろんなことを考えて、そういうのをクリアした場所に足をつけて、これで大丈夫!とやるのだ。それだけの遊び。今まで誰にも話したことはない。
車の窓のしみ遊び
実家から40分くらいかかるばーちゃんちに行くとき、お母さんの車の中でよくやった遊びだ。まず、窓の黒いしみとかよごれとかを主人公にする。車が走ってると建物とか、海とか出てくるから、視点を移動させて、黒いしみだとかよごれとかに飛び越えさせるのだ。そのうちどうがんばってもクリアできない障害物が出てくる。そのあたりで終わる。
家に誰かが入ってくる。
震災で立て直す前の実家は、昔ながらの日本家屋で、ほぼ窓でできていた。その窓をバリンと割れば侵入し放題。そこで誰かが入ってきて、家族がひとりひとり殺されてしまったら・・・ということを夜ベッドの中でよく考えていた。自分はどう逃げるか。
まず私は、部屋の窓からパジャマで逃げる。納屋のトラクターの後ろに隠れるのはどうか?いや見つかって殺される。家のうしろの水が張った田んぼの中に潜んでいよう(なぜか季節は夏の設定)。明るくなったら見つかるからどこかに移動しなければいけない・・・ いつもその辺りまで考えて終わるのだった。これも何回考えたか分からない。
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