ニューヨーク駐在の話の続きだ。そもそも一緒に来ない?とか、ニューヨーク行こうとか、はやおから誘われていない。私は「俺はニューヨーク行きたい」というはやおに、行ったらいいと言っただけだ。会社の人は家族で行っていると言われ、なんとなく私も行くみたいな雰囲気になったが、そうだ誘われてない!
誘われていない、はやおの口からそういう言葉を聞けていない。不機嫌になった。誘われていない飲み会に、なんで私から行くとか行かないとか言わなきゃいけないんだ。なんかちがう、おかしい。そういうことをはやおに伝えたら、気が向いたら言うだって。
ふん!
9月とか10月とかから行くかもしれない。そういう感じになってきた。そうなると、しばらくお世話になろうと思って復帰した派遣の仕事もやめなきゃいけなくなる。ああ、いやだなあ。予定が変わるのは。ここでの生活も気に入っていたのに。
行こうと言ってくれさえしたら、わかった!とか、しゃあねえなあ、とか言って進めるのに。
重たい慧一郎を抱っこ紐に入れて、夕方マンションに帰宅すると、はやおがスーツ姿で走ってきた。これから会社に行く、ニューヨーク行こう!とすれ違いざまに言って、通り過ぎていった。
・・・・・・。
あいつ、バーカだね~。と慧一郎に言った。しゃあないなあほんとに。
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